楽しい休日を過ごしています私です。 先日学校の先生がSurface Pro 2を貸してくださったわけなのですが、 授業を受けてる途中に、「あ、Ubuntu動かしたいな」と。
せっかくの涼しい休日です。"Try Ubuntu"してみました。 ちなみに、この記事はSurface Pro 2 + Ubuntu 14.04で書いています。
やってみた
いるもの
- SDカード (検証してませんが4GBならいけるはずです。私は8GBのSDを使いました)
- UNetbootin
- Ubuntu ISOイメージ
UNetbootinとUbuntuのイメージをダウンロード
Surface本体にはSDカードスロットがビルトインされてるので、今回はそれを利用しました。 LinuxのLiveUSBを作るならUNetbootinが定番なんでこれを使います。
UbuntuのISOイメージもダウンロードしておきましょう。今回はリリースされたばかりのUbuntu 14.04を使ってみます。
ISOがダウンロードできたら、UNetbootinを使ってUSB(SD)に書き込みます。
Surface本体の準備
(ここからの手順は、このページを参考にしました。)
SurfaceはUEFIのSecure Bootがオンになっているので、これを無効にします。
- Surfaceを完全にシャットダウンする
- ボリューム↑ボタンを押しながらSurfaceを起動
- "Secure Boot Control"が
Enabled
になっているから、これをDisabled
にする - Exit Setupで戻る
Ubuntuのブート
いよいよUbuntuをブートします。
以上の手順でUbuntuが起動します。
Surface + Ubuntuは使えるのか
タッチパネル
タッチ操作そのものは可能です。タッチ操作するとマウスポインタも消えます。 一方、12.04であろうと14.04であろうとスワイプスクロールは全くできません。マウスでドラッグ操作をしたときと同様の操作になります。 X Window Systemに代わりMirが導入されたとのことで少し期待していましたがちょっとがっかりですね。
まあ、一切不自由無くLinuxを利用できる環境なんて少ないので、がんばれば完全なタッチ環境も得られる可能性はあると思います。
一方Surfaceで動くように作られているWindowsでは、当たり前ですがスクロールバー付きのコントロールはほぼすべてスワイプスクロール可能です。
バッテリー
バッテリーの持ちはWindowsと比較して同じかそれ以下です。決してWindows以上ではありません。 発熱も妙に多い印象があります。ここはカーネルのgovernerをいじるとよさそうな気はします。
UI
先ほどのタッチパネルとも共通する話題ですが、14.04ではUIをまんまスケーリングでき、これがとてもいいです。
System Settings
のDisplay
にあるScale for menu and title bars:
から調節できます。
以下に比較画像を載せます。
Scale = 1:
Scale = 1.5:
このスケーリング機能に関してはWindowsより優れていると思います。というのも、Windowsのスケーリング設定はわかりにくい上に、UIが不格好になったりしやすいんですよね。最悪のケースだと、画像を拡大するようにウインドウを「そのまま」拡大して、文字がぼやけるなどの弊害が発生するケースもあります。
それに比べてUbuntu 14.04のこの機能はUIが不格好になることもなくよいと思います。
おまけ:日本語を入力できるようにする
Linuxはシステム全体を日本語化しちゃうと都合が悪いことが多いので、英語環境のもとで日本語を入力できるようにだけします。 12.04では普段使ってるmozc(Google日本語入力のオープンソース版)がインストールできましたが、14.04のリポジトリには無かったので仕方なくAnthyを入れました。
(Anthyってお世辞にも頭はよくないのであまり好きじゃないんですよね…)
sudo apt-get update
sudo apt-get install ibus ibus-anthy
killall ibus-daemon
12.04ではLauncherに"IBus Preferences"があるんですが14.04にはないです(怒)。そこで、ibus-setup
からAnthyを使えるようにします。
うまくibusやAnthyが動作しない場合は、ibus関連のプロセスを全部killしてibus-setup
からデーモンを起動するといいです。