ぼくは感想文が書けない

立川シネマシティで『映画「聲の形」 inner silence 極音上映』(音声をパイロット版に差し替え、セリフ無し・効果音無しで上映したもの)を観た帰りに、とにかく感じたことを猛烈に誰かに伝えたくて、感想をしたためることにした。 これはまさしく「作品の感想文」を書くことだな―と頭のなかをよぎった瞬間、ひどく弱ってしまった。というのも、私は「読書感想文」みたいな類が全く書けたことがないからだ。

とはいえ、散りばめられた思いは筋道の通った文にしないと人に伝わらないと思っているので、聲の形の「感想文」は絶対完成させたい。感想文、ねぇ…

思い返すと、何人かにブログの文章を「面白い」とか「アツく書かれているから読んでて楽しい」とか褒めて頂いた事があった。 なんだ、ある程度の文章なら書けるらしいじゃん自分。では、「感想文」と「ブログの文章」は何が違うのだろう。同じ事なのに、前者と後者ではやる気が雲泥の差だ。

昔を思い出して考えてみる。

小学生の回想

担任の先生が、何かの本の感想文―いわゆる読書感想文―を書いてきましょうと言ったので、原稿用紙を4枚ほど持って帰った。4枚書ききる気はさらさらないが。 家に帰ってとりあえず用紙を広げる。本を置く。まあすでに読んだことのある本だから、内容はわかる。

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Pythonの環境管理ツール良し悪し

EDIT: 本記事公開後いくつか近い話題の記事を教えていただいた。突っ込んだ話も多く参考になるので、末尾の参考欄から是非あわせて読んでいただきたい。

本記事は社内向けに書いた文章を修正したものである。

世の中にある代表的な「Python環境管理ツール」に virtualenv, pyenv, venv の3つがある。これらをGoogleで検索すると使い方が書かれたページばかりが出てきて、それらの違いや使い分けを解説する記事は少ない。

本当は必要ではないのに「pyenvは便利」のような謳い文句で何となく使わせる記事や、古い情報を元に書いた「一見新しそうに見える記事」も多く見られる。

この記事では、中立・実用重視な視点から各ツールを解説し、筆者が考えうるベター(ベストは人それぞれ)な組み合わせについて書く。

なおAnacondaは初学者が使うには少し懸念点がある。Anacondaについての筆者の解釈は末尾にあるためそちらも参照されたい。

TL; DR

この文章で話すことをかんたんに言うと、

  • pyenvでPythonの複数バージョンを管理する
  • venvでパッケージ環境を切り分ける (Python 2ならvirtualenv)

以上の組み合わせがいろんな意味で柔軟かつサポートが安定している。

非プログラマーの場合は、OSのパッケージマネージャーで最新のPythonをインストールした方が簡単でトラブルシュートしやすい。

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NASの引っ越しをrsyncでやってみる

EDIT: ASUSTOR NASを使ってみた感想について末尾に追記した。

長らくPCのお世話をしている地元の工事会社にNASを導入したのはかれこれ8年前。

当時中学2年だった私は何万円もの機器たちがカード一枚でスパスパ購入されていくのを見て緊張したことをよく覚えている。購入を指示したのは自分だったとはいえど、これから自らの手でいち企業のPC環境を構築するのだとドキドキしたものだ。慎重な運用もあってか、念のためとRAID1にした2台のHDDは今の今まで壊れることなく動いてくれた。

さて、そんな思い出深いNASもそろそろ見切りをつける頃になってきた。転送速度がだんだん下がってきたのである。同じハードウェアながら少しずつ転送速度が下がってくるのだからコンピュータは不思議だ。やはりデジタル回路と言えども、マクロに見ればアナログの世界に生きていることが伝わってくる。

で、何をしたの

思い出ポエムは置いておいて…

今回は古い Buffalo LS-WHGL/R1 からASUSTOR AS1002T への移行をrsyncで行った。以下にいきさつと手順を書く。

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